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FD部門概要

FD(Faculty Development)は,「教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称*」を意味します。具体的には,授業方法についての研究会の実施や,授業公開や検討会による教員相互の教育改善の取組みなどを挙げることができます。

こうした個々の教員の活動は「ミクロレベル」のFDと呼ばれることがあります。FDには,このようなもの以外にも,カリキュラムや教育プログラムの改善をめざす「ミドルレベル」のFD,さらには,教育環境や教育制度の改善をめざす「マクロレベル」のFDがあるとされ,3つのレベルに対応したFDの実施が求められるようになってきました。

宇都宮大学では,FDにおける各レベルを区別する用語法を採用していませんが,常に全学と各学部が密接な連携を図りながら,個々の教員の力量向上に留まらず,宇都宮大学という組織体の教育課題に対応すべく,幅広いFDを実施しています。

FD部門は,多種多様なFDの企画・実施組織として,全学の各種委員会および各学部と連携し,宇都宮大学の教育の質保証を担っています。

*中央教育審議会,2012,『新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~(答申)』,37ページ.